艦船工事、通い船(父のノートから)

艦船工事に行った艦船

 航空母艦が多く、瑞鳳、瑞鶴、海鷹、準鷹、葛城、戦艦では大和(仮令後部に1日だけだが乗る機会を得た)。

通い船

 軍艦はドッグに入る以外は直接接岸せず港の沖のブイに繋れて出船姿勢をとっていた。故に工場から軍艦へは通い船で、工員や道具辨当等を運んだ。

 船の名は忘れたが、嘗ては軍艦を曳航した”曳き船”の引退船で、大きなスクリューをつけ牽引力は大きかったらしいが遅い蒸気船だった。

 船の名は忘れたが、嘗ては軍艦を曳航した”曳き船”の引退船で、大きなスクリューをつけ牽引力は大きかったらしいが遅い蒸気船だった。

細馬芳博(昭和4年生)のノートから。