twitter: kaerusan
つぶやく「ラジオ 沼」: radio_numa
■書いたり話したり歌ったり
京都新聞『現代のことば』
大友良英のJAMJAMラジオ:11/6放送分
/11/13放送分
1/9(日)音遊びの会@水戸芸術館
1/11(火)ワッツタワーズ@渋谷O-WEST
1/22(土)「冬にかえるが鳴き出すよ!かえる目バラエティショー」@カフェ・パルル(名古屋)
1/23(日)P-hour presents "with piano II" 出演:グレンスミス、キツネの嫁入り、かえる目@元立誠小学校(京都)
1/31(月)目に見えるラジオ連=細馬宏通、中尾勘二、山路知恵子、矢田伊織 カメイナホコ、みやけをしんいち。ゲスト=喜多村朋太、渕上純子@拾得(京都)
ライブ情報は、かえる目ホームへ。
拾得で目に見えるラジオ連。キタさんとフチガミさんに生インタヴューしたのだが、すばらしい内容だった。
中尾さんとやった「品と物」もかなりたのしい感じでした。
今日は渕上さんが真横で「歌う人」をうたうのをきいたよ。リア王ですまん。
posted at 00:50:53
昨日は電話ごしにpopoの喜多村朋太さんと、生で渕上純子さんと話したのだが、たった数分で、キタさんとは陶器音楽とハダカの尻について、渕上さんとはシマウマの縞の継ぎ目にある宇宙の話になりました。濃かった。
posted at 13:41:38
@makinotakuma みてるよー
posted at 23:18:54
映像トレース図版の作り方メモ。QT movieからプレヴューにキャプチャ。iPad+Ideasでトレース。イラストレーター上で文字、矢印を加えPDFに吐き出す。WordもしくはTeX原稿に取り込む。
Phewライブのチケットを注文したら付いてきたCD、これが。いいとか悪いとか言う前に、そうか、ぼくも毅然としなくちゃって思わされる。攻めてるなあ!
posted at 23:12:12
いつもは音声データを扱うのが仕事なのであんまり音楽聞かないんだけど、今日は論文の図表をずっと描いてるので音楽三昧である。
posted at 23:13:34
まだ先が。
もう一つカルマを減らした。しかしまだ先が。
一つカルマを減らした。しかしまだ先が。
ゼミに講義。まだできぬ。
講義。さらにガリガリ。まだできぬ。
講義に実習。〆切が過ぎた原稿が三つ。どこまでできるか。がりがり。まだできぬ。
グレンスミス、キツネの嫁入りと。宮崎さんが「街頭行進」をすてきなコーラス入りにアレンジしてくれていた。自分の作った曲なのに、歌いながらコーラスに聴き惚れてしまう。小学校の職員室の空気にやられて、なんだか飛んだり跳ねたり。キツネの嫁入りの曲に合わせて廊下でぴょんぴょん跳んでたら、木下くんが飛び始めて郷くんまで飛び始めて宇波くんがほうきをもって廊下を走り始めて、みんな小学校にやられてるみたいだった。本番は全員ピアノを持ち回り。さらにはくだらないおしゃべりをし過ぎる。卒論生が最前列で聞いてて、なんか逆口頭試問みたいな感じがしたのも小学校空気のせいか。あとで聞いたら一時間以上やってたらしい。申し訳ない。申し訳ないが、そのあとのグレンスミスはすばらしかった。岸野さんやみんとりさん、足立さんが来ていて、なんだかまだワッツタワーズの多幸感の中にいるみたい。吉田屋旅館にはじめて泊まる。いいにおいのふとん。
歌とギターの練習。電車の時間を過ぎてしまった。新幹線の中で譜面を書き、遅れてリハに乗り込む。1時間ほど新曲中心に練習。
本番はかえる属を三セット。中尾さんと、いわゆる「カポタスト」と呼ばれるものについて10分くらい論議しあう。かえる科は、ぼく抜きで三人。一度に三曲ずつ演奏し、計六曲演奏するという趣向。かえる目では、細川俊之追悼ということで、昔FMでやっていたワールド・オブ・エレガンスをカバーする。カバーするといっても、ラジオ番組なのであった。トークがやたら長く、7時からはじめておわったら十時だった。休憩中もユーミンを歌ってたら、宇波くんに「休憩時間はお客さんが休むためのものじゃないですか。」と本番で怒られる。が、懲りてない。
卒論提出日。今年もなんとか無事終わった。なんとこのタイミングでメインのマシンであるMacBook Pro不調。すでに買ってあったが放ってあったMacBook Airにあれこれインストールする。MacBookには映像分析用の環境がかなりがっちり入っているので、これを再構築するのは一苦労。
講義、卒論指導。
なんだかここのところずっと卒論と修論と査読論文を見てる気がするな。実際そうなのだが。ちょっと水でも飲もう。
posted at 01:24:22
講義でノーマン・マクラレンを見ながら、自分を慰謝するつもりで実は他人を慰謝することについて考えたのだった。「ブリンキティ・ブランク」でも「カノン」でも「パドゥドゥ」でも、自律しているかに見える形はじつは他律の形だった。
posted at 01:38:40
私から遅れて他律する誰かがぽんと押し出されることもあるし、誰かから遅れて他律するわたしがぽんと生まれる場合もある。少し遅れてついていく技法。わたしと、わたしを見るわたしとを、時間の隔たりによって他律させる技法。
posted at 02:03:19
わたしの行為の形に、相補的な行為の形を空間上に考えてみる。そしたら次は、二つの形を時間軸上に置いてみる。その二つの間をつなぐ時間は何か。その時間を急がないこと。うまくつながないこと。電車に乗ってもよいし、水を飲んでもよい。
posted at 02:15:51
眠ってもよいし、着替えてもよい。
posted at 02:19:14
いい文章だ。音遊びの会、ダブルオーケストラ、アンサンブルズ展のこと。「だけどアンサンブルズ展は、そこにいる以外に体験する方法がなくて、ずっと本番だった。」http://bit.ly/e8AWa0 #ensembles_mito
posted at 12:43:16
まだ月のありかは判らない。
posted at 18:14:39
卒論生全員にMacBook+ELAN環境を使ってもらい、必要があれば、ELANを見ながらディスカッション。データはTime Capsuleでシェア。ここまで来るのにずいぶんかかったが、今はみんな卒業せずにずっと研究員でいて欲しいくらい。やだって言われるだろうけど。
posted at 21:02:46
講義、卒論指導。
学校の成績評価を厳しくすると評価「しか」気にしない学生が増える。講義が終わると質問が来るんだけど、ここ数年、試験やレポートの実施についての質問が多くなった。講義の内容について聞いてくれたらいいんだけどな。
posted at 14:51:19
卒論や卒制って、実は単位取得の面から見るとすごくコストパフォーマンス性低い。観察してデータ分析して毎日書いて直して。でも、その過程で、「どうやって単位に見合った努力をするか」というケチな考えが失せていく。
posted at 18:16:01
さて、今日はスーパーまでの歩道の雪が解けてるといいなあ。しばらく自転車で買い物に行けない日々が続いたゆえ。
posted at 18:32:01
さて、月見て帰るわよ。
posted at 18:41:08
講義、実習、卒論指導。
講義、実習、卒論指導。
さて、今日もよく尻がしゃべったわい。
posted at 00:17:22
確かに、たまにやると、新鮮。 kaerusanさんの今日の都々逸は、こうです。 『会いたい気持ちは 鼻水だらけ 星の名前で 石を売る』 http://shindanmaker.com/63040 #jdodo
posted at 01:12:48
卒論やレポートによく「・・・と考える」って言い回しを見かける。どうもどこかで「『と思う』でなく『と考える』と書け」と習ったらしい。変だ。特に「わたしは」という主語がないと、とってもヘン。避けた方がよい言い回しだと考える。
posted at 02:27:28
何年かに一度、雪の日の一コマ目の講義がある。電車が遅れ学生がぱらぱら入ってくる。以前は西行法師が三上山を読んだ歌の話をした。今日は、イヌイットの雪の呼称とウォーフの言語相対仮説(批判)と北越雪譜の話をした。次の雪の日はどうしようかな。
posted at 12:36:32
昔の日記読み直してたら、ハライチみたいなフレーズが書いてあった。 http://www.12kai.com/200601.html#20060103
posted at 12:55:53
水戸点描01 スネアドラムの上に熊手のようなブラシ。叩くというよりけいれんするような動き。触ろうとするのでなく触れてしまう動作。細さはアンテナ。何かをキャッチするための鋭さ。触れぬことでとらえる形。その細さが、触れようとしている。 #ensembles_mito
posted at 16:26:37
水戸点描02 「先端」ということばはいつから華やかな技術や集団の冠につくようになったのだろう。「先端」は弱い。その弱さによって、わたしたちが見逃しているものをキャッチする。弱さが、ドラムの上で保たれている。まだ音は鳴らない。 #ensembles_mito
posted at 16:28:34
水戸点描03 遠くでドラムが鳴っている。さっきは目の前のドラムが鳴った。このドラムとあのドラムが同じ理屈で鳴っていることが信じられない。遠いドラムは部屋を揺るがして、劇のように響く。目の前のドラムは、ほんのささやかな動きで、さりげなくとんと鳴る。 #ensembles_mito
posted at 16:31:31
水戸点描04 菓子を包む銀紙が、ドラムの上にちょんと伏せてある。「打つ」だけの重さを持たないもの。「触る」「掻く」ドラム。 #ensembles_mito
posted at 16:35:44
水戸点描05 小さなブタがドラムの上に据えられている。「ここにはこんなヤツしかいないよ」とでも言うように。小さな牛の叩く鍵盤、芋を置けるピアノ。ここには秘密がない。ワイヤには秘密がない。音を隠し持つ体を持たぬものたち。 #ensembles_mito
posted at 16:38:39
水戸点描06 オープンリールが、さりさりと音をたてている。巻き取り、送る音。会話をじゃましないように、ひそやかに働き続ける音。でも、一度その音に気づいてしまったら、それは遠くからでも聞こえるようになる。誰かの顔を覚えたときのように。 #ensembles_mito
posted at 16:42:43
水戸点描07 生の音は、そこに含まれる反響によって、ここがどんな空間かを告げる。今、きき手がどんな場所にいるかを告げる。ピアノが鳴り、子供が話す。ピアノと子供の距離が判り、自分の居場所が判る。判るための十分な距離が、ここにはある。 #ensembles_mito
posted at 16:44:50
水戸点描08 くらがりの祭壇に登る。これまでは水平面の上できいていたことに気づく。背丈ほどのスピーカーと向かい合い、ワイヤの行く先を見上げていた。みんな水平面で起こったことだった。ビニルの匂いにむせたのか誰かの咳がする。下からのぼってきた咳。 #ensembles_mito
posted at 16:48:39
水戸点描09 距離のあるノイズ。無名だが、場所を持つ。遠雷はわたしの居場所を明らかにする。遠いノイズも。 #ensembles_mito
posted at 16:51:29
水戸点描10 「そこに登ることは最上級生だけに許されており、うわさによると、古いドイツのいけにえの石がおかれていて、毎年、復活祭の前に試肝会が行なわれることになっていました。ぶるぶるっ!」(MINERVAで読んだ「飛ぶ教室」から) #ensembles_mito
posted at 16:56:48
さらに分析。卒論生からはメール。校正して返す。
じゃんけんデータ分析。
講義、卒論指導。
週末から持病の痔が肥大し歩きにくくなってきた。医者に行くと、「まあ二週間すれば引っ込むでしょう」とのこと。この二週間はかなりハードそうである。講義、卒論指導。
二十歳すぎに古澤さんがリー・オスカーと作った『あのころ』を聴いて、ドラムの聴き方が変わりました。
posted at 13:43:26
ワッツタワーズで立派に育てていただいた尻の生き物であるが、お医者さんの第一声は「あー、はいはい」であった。
posted at 21:17:16
たかがいぼ痔にプライドの宿りようもなく、大事ないことをむしろ喜ぶべきなのに、「あーはいはい」と言われると、「なんかむかつく」のであった。なぜ人は、病を治しに行っておきながら、自分の病を病らしく扱われたいと思うのであろうか。
posted at 21:20:26
「あーはいはい」と査定された我がいぼ痔は、二週間で尻に吸収されるという。今は尻の穴が二つあるかのような存在感を発揮しているというのに。
posted at 21:23:24
そんな二週間のあいだに、かえる目は二つライブをやります。二つ穴の尻を提げて参上します。 http://12kai.com/kaerumoku/info.html
posted at 21:25:28
ワッツタワーズの終盤、緑のTシャツで暴れまくっていたでちゅーん郷拓郎さんにハートを射貫かれた人多数にちがいない。そんな郷さんのミリキ全開のグレンスミスを見るなら京都、1/23に。わたくしも尻を提げて参加します。 http://bit.ly/hSGEOG
posted at 21:33:02
ブラタモリで、虫眼鏡で見る彩色絵葉書がすてき、と思ったあなたに、『絵はがきの時代』青土社、いかがでしょう。浅草十二階の話も入って、なかなか悪くないんです。
posted at 22:52:18
ゼミ、講義、卒論指導。
昨日のワッツタワーズ、本当にすばらしい時間だった。最初に出た役得で二階に駆け上がって最後列でずっと見てたら、ニカさんの歌のところで、夢がかなった!とわかって泣けてきちゃったよ。
posted at 21:30:41
これ、岸野さんの夢なんだよなあ。まるでカセットテープに吹き込むみたいな夢。それがかなってみると、こんなにたくさんの人にぐっときちゃっている。
posted at 21:32:37
最初にマイクの前に立って、客席を見渡したら、うしろのほうのお客さんの顔までわあってなってて、前のほうではウサギ騒動できゃあきゃあ言ってて、ここはなんていいところなんだって思いましたよ。ほんとに。
posted at 21:34:20
そんなところに立たせてもらって岸野さんにはほんとに感謝です。
posted at 21:35:05
しかし昨日のワッツタワーズでなんといっても驚いたのは、終演してみると尻に特大のいぼ痔ができていたことである。
posted at 21:46:04
わたしの中に(というか外に)ちいさな生き物が誕生し、その生き物の感触を尻の下に感じながら彦根に戻ってきました。
posted at 21:48:01
@makinotakuma きっと一日にいっぺんにヒゲミボと湯浅湾とワッツタワーズを聞いたからザンス。
posted at 21:49:58
実は前兆はあったのだ、一昨日、ループラインでseiちゃんの絶叫を聞いていたとき、尻がぴりっとなった気がしたのだった。あそこか!
posted at 21:57:43
この三日間、毎夜あまりによいライブに恵まれすぎた。浮かれちゃいかん、ということで体が尻に采配をふるったのだろう。
posted at 22:15:47
着いて早々、初対面のアヤコレットさんと、みんとりさんの口三味線に合わせて練習したのは、楽しかったなあ。あれでもう今日は大丈夫って思ったもんな。ライブ前にはもう、どんな会話の途中でも「見ませんでしたか?」って言ったら顔を見合わせるようになってた。
posted at 22:21:14
午前中、貯まった仕事。昼過ぎにリハへ。初対面のアヤコレットさんと、ミントリさんの口三味線に合わせてリハ。振りをあれこれ合わせる。アヤコレットさん、フレンドリーな方で、振り付け相談も楽しく。出番は最初。マイクの前に立ったら、お客さんの顔がすでにハレで、下ではヘルモソが登場してみんなきゃあきゃあ言ってて、ここはなんていいところだろうと思った。出番が終わってから二階の最後列に走っていって見る。すばらしき本番。多幸感に包まれた一日。
東京へ移動。ループラインへ。seiちゃんの叫びはすさまじかった。あとビンゴの声、いかにも事務的ですばらしかったなあ。途中、呼ばれて、泉くんを弾く。
年末、鶴見俊輔さんの本を読んだところだった。その本で、鶴見さんは、いまここから発したことばに起源を持つことがオリジナリティなのだと書いていた。ちょっとどきどきしながらラジオを読んでいる。 @takagengen
posted at 00:27:59
しおさい01:昨日、水戸芸術館の舞台に立った藤本さんは、突然「しおさいの詩を歌います」といって、しおさいの詩を歌い始めた。東京からのお客さんが終電で帰るために、ステージは決まった時間で終えなければならず、たぶん藤本さんとぼくに残された時間は3分ほどだった。
posted at 02:01:01
しおさい02:けれど、藤本さんは、一番を歌ってからふうっと息をつくと、次の歌詞を歌い始めた。それでぼくはずっこけながら、一瞬だけ、別の日のことを思い出した。それは神戸の旧グッゲンハイム邸で藤本さんに会ったときのこと。藤本さんは陶器展を開いていた。
posted at 02:02:56
しおさい03:藤本さんはその場にいた二人のお客さんに、歌って、と言われて「白いブランコ」という曲を歌い始めた。お客さんはたぶん、ほんの少し歌ってもらうつもりだったのかもしれない。一番が終わって、二人はぱちぱちと拍手をした。
posted at 02:05:46
しおさい04:けれど、藤本さんは一番を歌い終わって、ほうっと大きく息を吸って、次を歌い始めた。お客さんは、ちょっとびっくりしてから、急に真剣な顔になった。そこはテラスで、向こうに神戸にほど近い、塩屋の海が広がっていた。
posted at 02:07:45
しおさい05:藤本さんはその塩屋の海を見ながら、二番を歌った。二番が終わっても、お客さんはもう拍手をしなかった。藤本さんはまた大きく息を吸って、次の歌詞を歌い出した。
posted at 02:08:49
しおさい06:そしてまた歌い出される歌を聴いていると、それは確かに、すべて歌わなくてはつじつまがあわない歌だった。そしてこの塩屋の海に向けて歌われると、まだこわれずにあるのかしら、またひとりでゆれてみようかしらと思えるブランコだった。
posted at 02:11:54
しおさい07:かしらと思うブランコの歌を、お客さんもぼくもずっと聴いていた。ほんのおあいそのつもりで始まった時間だったような気がする。なのに、もう取り返しがつかないほど大事な時間になってしまった。その思いがけなさが、居心地の悪さになって、けれどこの居心地の悪さは悪くない。
posted at 02:13:58
しおさい08:その塩屋の午後の時間が体にわっと立ち上がってきて、ここは舞台の上だけど、もう藤本さんの歌をきくだけだと思ってきいていた水戸だった。
posted at 02:15:40
しおさい09:夜に打ち上げがあって、居酒屋の店の奥では、この日の舞台でアリ君とすばらしいデュオを演じたしおりちゃんが、ふふーんとハミングをしていた。
posted at 02:16:58
しおさい10:しおりちゃんはいつもカーペンターズのCDを聴いていて、カーペンターズの曲ならどんどん歌える。カーペンターズの歌うことばをしおりちゃんは音で覚えていて、覚えた音を伸ばしたり縮めたりしながら歌う。
posted at 02:19:44
しおさい11:しおりちゃんは「トップオブジャワール」が好きで、トップオブジャワールを歌う。一緒に歌ってみた。さっち、と歌うとしおりちゃんはもうそれがトップオブジャワールだと判る。さっちゃふぃーいんかーみおーばんー。しおりちゃんのことばについていく。
posted at 02:22:50
しおさい12:あいきゃーんふぁーーーーーーー。しおりちゃんがこっちを見る。ふぁーが伸びていく。歌から離れて、歌じゃない、あーーー、になるまで伸びる。あーーーーーーーーーー。かーぺんたーーーーーーず。
posted at 02:25:39
しおさい13:あーーーー、でどこまでも、カーペンターズから遠く離れて、そしてまた戻ってくる、トップオブジャワールに。
posted at 02:27:04
しおさい14:いま歌われつつあることばが伸びて、もっと伸びて、歌うはずだったことばを裏切るまで伸びて、歌を破って歌が現れるまで伸びて、あーーー、これがかーぺんたーーーーず。
posted at 02:29:09
しおさい15:しーんぐ。しんがーろー。しんがーそーーん。
posted at 02:30:14
しおさい16:「Sing」という曲は、気にすることはないようまくなくてもみんなにきこえるように、という歌詞なのだが、うまくなくても、ということばに、ほんとはうまいうたいかたがあるんだというかんじがかんじられて、むかしぼくはこの曲がちょっと疎ましかった。
posted at 02:32:29
しおさい17:でも、しおりちゃんはそれを、どんおりいーのーぐーいな、と少し早口で歌って堂々とすっ飛ばすので、そうだ、どんおりいーのーぐーいな、と、そのうたについていく。
posted at 02:34:20
しおさい18:そして、じゃすしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、この声はどこまで続くのだろう。じゃすしーーーーーーーーーーーーーーーーー。
posted at 02:35:27
しおさい19:しんがーーそーーーーーーん。
posted at 02:35:45
わあ、すでにすごいスピード感!本編見たいです。 RT @hira_ryo 新しいアニメーション作品の予告編つくりましたー http://www.youtube.com/watch?v=X66nupOf95E
posted at 08:05:59
パソコン通信の頃、大島弓子のことを書いた文章。今見ると、えらそうだし、あちこち、ちがーう、と言いたくなるけど。 http://12kai.com/tensei.html
posted at 09:57:45
さてでかけよう。今日は渋谷でワッツタワーズですよ。
posted at 10:45:21
このあたりからもはや日記に書き綴るいとまがなくなってきた。とりあえずメモのみ。 藤本さんが潮騒の詩を三番までうたう。大生くんが目の前をさあっと歩いてくるのでマイクを手渡す。手渡したあと、うまくいったな、と思う。ビッグバンドでは藤本さんの横でひたすらギターかきならし。 打ち上げで、しおりちゃんとカーペンターズを十曲くらい歌う。
水戸へ。明日の音遊びの会のリハ。藤本さんとのデュオ、前のワークショップではトロンボーンを吹いてもらったが、今日は唄で行くのがいいかなと思っている。今日はお母さんがおられないせいだろうか、ぼくのことばに対する藤本さんの答えは、かなり決然としてる。「藤本さん、今日は唄を歌いましょう」「はい!」「じゃ、最初は唄、次はトロンボーンです」「はい!」。
唄、といっても、直前に藤本さんが気にしていたものをきっかけにあれこれ話すというもの。待機席で、「いばらぎ、みとげいじゅつかん、あーとたわーみと」と藤本さんは何度も唱えている。出番がきたら、それをそのままマイクでぶつけてみる。「水戸芸術館!」「水戸芸術館でえ」おっと、意外にも「でえ」と来た。「でえ」何をどうするのか。てな具合に、藤本さんが作ってくるフレーズにその場で答えるというやりとりに。前回のワークショップのとき藤本さんがずっと繰り返し言ってた「ボーナスちゃんす!」ってことばも。間合いのはずれたラップみたいな感じ。またしても、今までやったことのないやり方が出た。
打ち上げでゆうごうくんがごきげん。お父さんによると「セサミストリートとかよく見て歌うんですよ」。それで、試しに、「サーニー」と歌い出しを歌うと、いつもはあまり他の男子に反応しないゆうごうくんが、はっとこっちを見る。ん?これはもしかして、脈があるのか?もう一度サーニー、と言ってみると、「いむなう」と早口でゆうごうくん。これは、もしかして、セサミストリートの唄ではないか? それも、ゆうごうくんの頭の中で鳴ってる唄ではないか? じゃあ、と、「うらーーーーーーーー(これ、cloudyのclouのつもり)」と音を伸ばしてゆうごうくんを見ると、ゆうごうくんも「うらーーーーー」と来る。で、二人で「でぃーーーー(これ、dyのつもり)」、おお、合唱できるじゃないか。こんな調子で、唄を伸ばしたり縮めたりしながら、なんと一番を全部歌いきった。最後に「よかったね!」とゆうごうくん得意のフレーズ。これはもしかすると、合唱する方法を見つけた(かも)。
1/11 ワッツタワーズ、曲順予想があがり始めた。おもしろいなあ。これ見るだけで妄想ステージがふくらむ。もっともっと!ハッシュタグは #wattstowers
posted at 00:43:15
今日もリハで新しいやり方を見つけた。。明日1/9は本番です。水戸芸の「音遊びの会」「ダブルオーケストラ」。 http://www.artmetoo.jp/ensembles/#anchor04
posted at 23:07:03
一日、論文のデータを見直す。目がしょぼしょぼになる。卒論指導も少し。
竜王へカンファレンスの観察に。
午後、雪が降ってきて、早めにおいとまする。めでたくDC2に合格した城さんの書類を整えるべく大学へ。
高嶺格の個展『とおくてよくみえない』。いいタイトル!みなとみらいで1/21から。 http://www.cinra.net/news/2010/12/23/214142.php
posted at 21:15:12
今日はデイケアで書き初め。手本を右にして南無阿弥陀仏、を一枚に書こうとして、南無で一枚使ってしまったおじいさん。次の紙を用意するとまた、南無から書き始める。それで南無南無南無。手本を折って南無を隠すと、阿弥陀仏、から書いてもらえた。
posted at 21:21:50
1/11 ワッツタワーズ、着々とリハの報せが届く中、遠方にて一人宅リハ。弾き語ると改めていい曲だ!誰が何の曲を歌うかは、クイズですよ。 http://bit.ly/fUNGPc #wattstowers
posted at 23:25:45
じょくそう、ってどういう字だっけ、と思って辞書を引いたら「褥瘡」だった。褥は、しとね。しかし、なぜ辱の字にころもへんでしとねなのか。常用字解によれば、辱はもともと「くさぎる(雑草を除く)」の意だとか。うーむ。字統か字通を見るか。
posted at 02:29:10
ぼくの調査している高齢者用グループホームでは、カンファレンスは居間で行われている。そもそも会議室というものがない。会議中にも入居者さんが立ち座りするので、スタッフの何人かが介助に行くべくさっと離脱する。他のグループホームはどうなんだろう。
posted at 02:55:32
年末に本を整理していると、あまりに読んでない本が多くて、申し訳なくなった。読み切れもしないのにこんなに買ってすいません・・・そうか、この申し訳ない感じを起こさせるのが、モノとして本の力なのだろうな。
posted at 05:14:48
電子書籍ならどうだろう。貯まっていても本棚を占拠しない。いよいよ読まないとわかったら削除することだってできる。たとえばTwitterで誰かのフォローを止めるときくらいのちょっとした痛みすら、そこで生じるだろうか。
posted at 05:17:27
あ、思いついたぞ。読まない本が、いつも所持者の読むオンラインテキスト(たとえばTwitter)でその内容をつぶやき始めたらどうか。読まないでいると一日140字くらい勝手に表示するのである。
posted at 05:19:03
すると、とにかく気になって読み始めざるを得ないのではないか。いや、逆にうっとうしくなって、ブロックしちゃうかもしれない。うーん。
posted at 05:20:08
1/22(土)かえる目バラエティショー(パルル@名古屋)ちらし http://bit.ly/g07UAI
posted at 13:19:11
1/22 かえる目バラエティショーちらしその2 http://12kai.com/kaerumoku/kaeruvariety2.jpg
posted at 13:25:12
かえるさん@梅田哲也オールナイト(2010.6.12-13)。暗がりと重力について。 http://www.youtube.com/watch?v=IxkuxlE7D_w
posted at 16:51:42
映像分析ソフトELANが年末に4.0にバージョンアップされていた。特にWindowsでの動画の扱いでいろいろ工夫がなされた模様。ELANユーザーの方、バージョンアップをお奨めします。
posted at 00:39:01
ちなみにELANのサイトはこちら。 http://bit.ly/gJZqnR ジェスチャーをはじめ身体動作のマイクロ分析のための定番ソフトです。拙ページに簡単な入門解説を書いてありますんでどうぞ。 http://bit.ly/gPCIh8
posted at 00:42:48
音楽と演劇の年賀状展。1/9-15 梅田OZCギャラリーで。 http://blog.livedoor.jp/nengajoten/
posted at 17:25:11
食べラーメンマ牛丼って、もりとんかついずみにんにく、みたい。
posted at 23:19:47
昨日のパンツの歌はこうだった。
辛うじて今朝詠みし一首が見あたらずいづこに逃げてゆきにしやあらん
けふは腹をささふるものは何もなし夕べに出で来むものを期待す
パンツを取り替へろと娘に注意され布団の中にしばし捜しぬ
この朝も目ざめて風に口ずさむ死にたくもなし生きたくもなし
並ぶコップに何かはあれど飲みたくなし食欲不振は今日も続きて
(宮地伸一『新アララギ』一月集 )
作者の病床の生活はすさまじい。なのに、どこか滑稽なところがある。歌を作ること、作られた歌が、生活とのあいだに距離を生じさせている。いっぽうで、その距離の危うい近さ、布団の中に埋もれているかもしれないパンツのような頼りなさが、滑稽を感じさせている。御年九十歳の歌の迫力。歌壇に暗いわたしが言うのであくまで印象だけれど、新アララギはどちらかというと年配の、古いタイプの歌人が集まる場と見られがちなのではないかと思う。けれど、宮地氏のこれらの歌はとても自在で、その自在さは徹底した写生の力を感じさせる。
年末に小津安二郎の『浮草物語』を見直していたら、冒頭、列車が駅に到着する場面で、駅員が車掌から輪のようなものを受けとるところが写っている。プラットホームにいる駅員が差し出した腕に、ひょいと車掌が輪をかけてやる。列車の速度で勢いのついた輪を、車掌は上腕深くで受け止めるや、ひじをくいっと曲げて提げ直す。そのしぐさがなんとも誇らしげで、急に、昔に父が語っていた呉線の駅員のことを思い出した。たしか、吉浦駅を通過する列車がこの輪っかをひょいと駅で受け渡すしぐさが、やはり子供心にかっこよかった、という話だった。
元旦に、父にこの輪っかをなんと呼ぶのか訊ねてみた。「タブレット」だという。単線区間に反対から来る列車が進入して衝突しないように、ひとつの区間ではこの輪っかにつけられたタブレット(通票)を持った列車だけが通れるようにする。これを「閉塞」という。区間の端に列車に着いたり通過するときは、この通票を駅に渡す。
『浮草物語』での通票の受け渡しは、映画の舞台が、ひとときに列車が一連だけ通行できるローカル線上の町であることを意味している。けれど、そうした実際上の機能以上の、どこかまじないめいた感じもまた、この冒頭の通票場面には感じられる。やすやすと確実にやってきて、それでいて後戻りのできない、まるで親子のような「受け渡し」の連鎖。それはエンディングですやすや眠る子供とそれを見つめる主人公のカットに、再び表れている。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
年末に滑り込むように、院生の城さんのDC2内定が決まった。少ないながら院生とつきあってきたが、学振に通った人が出たのは初めて。めでたい。IPrAからはアクセプトの通知が来た。ELANは4.0にバージョンアップされていた。大晦日も元日も、査読メールが飛び交っている。今年はいろいろ忙しくなりそうである。
忙しくなりそうだが、PCの前から離れると、そこは正月。賀状のお返事を書いてから実家に。ついこないだまで赤ちゃんだと思ってた甥も姪も大きくなり、なんだかまっとうな食卓を囲んでいる感じだった。例によって、酔っぱらってギターを弾いたりピアノを弾いたりして、でたらめな歌を唄う。9つの甥が、9歳、10歳と数え歌を作るうちに、「70年後のわたし」の世界に突入し、なんだか家族大河ドラマ的様相を呈していった。夜は例によって両親とファミリートーク。
歌詠みの母が、社会詠の評を書くのに歌を選んで書きつけていた。並んだ歌を見て生意気ながら感想を言う。テレビのニュースは、できごとを誰かが常識的な語に翻訳したものだ。そうしたことばをそのまま歌に移しても写生にはならぬ。テレビを消して、生活のできごとをことばにする方が、それがどんなにささいな「事件」であれ、立派な社会詠になると思う、と。
アララギの巻頭に載っている宮地伸一氏の歌はすごい。御年九十歳、おそらくは病床で介護付きの生活を送っておられるのだろう、その生活の活写ぶりに驚いた。特に、正確な句を忘れてしまったが、パンツを履き替えよと娘に言われ、布団の中を探しているという歌。自身のうろたえを見る冷徹な観察眼。今日はことあるごとに、「布団の中にしばし捜しぬ」と唱えていた。