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介護するからだ副読本

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この文献リストについて

 「介護するからだ」では引用文献を載せていません。いつも書いている論文のようにいちいち文献を確かめながら読んでいただくのではなく、読み通していただくのがよいと考えたからです。しかし、お読みになってから、さらに詳しい内容を知りたいと思う方、考えの背景や証拠を知りたいと思う方も多いでしょう。そこで、この文献リストでは、興味を持たれた読者の方向けに、自著も含めて参考文献を挙げておきます。

文献リスト

p14
真似でからだが動き出す
細馬宏通 (2015)「真似の相互行為論:ゴール志向性から受け手志向性へ」木村大治編『動物と出会うII』(共著)2015.3.31 pp.37-54
細馬宏通 (2010) 「模倣する身体 (ポピュラーカルチャーシンポジウム パクリ--ポピュラー・カルチャーにおける模倣と流用)」『ポピュラーカルチャー研究』 4(1):58-67

p33
オノマトペと動作の時間構造について
細馬宏通 (2012) オノマトペの音韻構造とジェスチャーのタイミング分析. 信学技報, 112, 79-82.

p35
佐久間新さんによる特別養護老人ホームでのワークショップを分析したもの
細馬宏通 (2011) 感じる身体、応える身体. たんぽぽの家ワークブック.

p60
回想法での相互行為については
Hiromichi Hosoma (2012) Hands and knowledge: gesture as an epistemic engine in reminiscence therapy. In Proceedings of the 2012 international conference on New Frontiers in Artificial Intelligence (JSAI-isAI'12), Yoichi Motomura, Alastair Butler, and Daisuke Bekki (Eds.). Springer-Verlag, Berlin, Heidelberg, 233-241.

アキさんと藤田さんによる回想法でのことばと動作については、以下の文献で図入りで読むことができる。
細馬宏通 (2012) 考えを表しあう身体 : 会話のなかのジェスチャーと身体動作 (特集 ジェスチャーとことば). 日本語学, 31, 28-38.

p65
会話におけるうなずきについて
細馬 宏通、富田彩加 (2011) うなずき運動とあいづちとの相互作用. SIG-SKL-09, 13-18.

p71
チャールズ・グッドウィンによる失語症研究
Charles Goodwin (1995) Co-Constructing Meaning in Conversations With an Aphasic Man. Research on Language and Social Interaction 28(3):233-260

p92
人はどのようにその場でルールを作り、それはどのように定着するか
Kenneth Liberman, More Studies in Ethnomethodology, Albany State University of New York Press, 2013, 310pp.

p98
グループホームのカンファレンスでかわされる豊かな身体動作
細馬宏通、中村好孝、城綾実 (2010)「介護者どうしの会話に現れる身体化された知識--カンファレンスにおけるジェスチャーの相互作用」『電子情報通信学会技術研究報告』 110(185):13-18.

p98
日誌が閉じられるとき
p121
場所が記憶をもっている
細馬宏通(2016)他者の視点を得るための身体動作 : 認知症対応型共同生活介護施設(グループホーム)における介護者による過去に対する記述 人間文化 : 滋賀県立大学人間文化学部研究報告 41, 2-7.

p104
ジェスチャーは終わらない
細馬 宏通 (2009) 話者交替を越えるジェスチャーの時間構造:隣接ペアの場合, 認知科学, Vol. 16, 91-102.

p110
空中で書く共同ノート
細馬宏通 (2012) 身体的解釈法 : グループホームのカンファレンスにおける介護者間のマルチモーダルな相互行為. 社会言語科学, 15(1), 102-119.

p164
「音遊びの会」について
細馬宏通 (2010) 「音が生まれる瞬間を待つ」, エイブル・アート・ジャパン+フィルムアート社編『生きるための試行』フィルムアート社.


p164
アール・ブリュットに関して
細馬宏通 (2010) 「身体は繰り返す - 美の術と身体の術 -」, 滋賀県立近代美術館『アール・ブリュット−パリ、abcdコレクションより−』カタログ
細馬宏通×保坂健二朗 (2010) 「アール・ブリュットを楽しむ新回路」, 保坂健二朗(監修)アサダワタル(編)『アール・ブリュット アート 日本』 平凡社. 172-192
細馬宏通(2017)「行為のものさし」(トークショー記録)『ハンドブック:あなたの「ものさし」聞かせてください! トークシリーズ 障害のある人のアートと評価』一般財団法人たんぽぽの家, pp.102-119

p229
アンドロイド演劇と、そこで起こる俳優との相互行為について
細馬宏通、坊農真弓、石黒浩、平田オリザ (2014) 人はアンドロイドとどのような相互行為を行いうるかーアンドロイド演劇『三人姉妹』のマルチモーダル分析 人工知能学会論文誌 29(1) 60-68.

p244
ドナルド・ノーマンのスリップに関するレビュー
Donald A. Norman (1981) Categorization of action slips. Psychological Review, Vol 88(1), 1-15.

p246
カワカベさんの立ち上がり行動
細馬宏通、中村好孝、城綾実、𠮷村雅樹 (2010) 認知症高齢者はいかに立つことを了解するか:介護施設における立ち上がり行動の会話とジェスチャー. 社会言語科学会第25回大会発表論文集, 142-144.

p264
拒否の手前で動き出す
細馬宏通(2017)身体コミュニケーションに埋め込まれている「知」〜認知症高齢者の食事介助を例に〜 月刊保団連 2017.5 1240, pp.25-30.