- 19990102
- ▼浅草へ。朝からなんにも食べてなかったので、いきなり昼飯に今半ですき焼き。でもって、ぶらぶら歩いてお詣りをすませたり店を冷やかした後、寿司。いつも握ってるのはおかあさん一人。都営浅草線で一人で魚を仕入れに行くそうだ。一回が数十kgになるという。魚くさいのよ、タクシーなんか乗るといやがられることもあるし地下鉄のってんの、床に荷物から出た汁が垂れちゃうからスポーツタオルでぬぐってから出るのよ、もう年だから背骨がスキマなくなっちゃってさ、この前も40本くらいお灸打ってもらって、多い人は90本くらい背中に乗せるのよ、ずらっと、ほら、このつぶ貝、まだ中入ってんでしょ、振ったら出てくんだから、ほら、いちばんおいしいとこ残してどうすんのよ、食べてよ、重いの持って来てんだから、殻なんか取ってもらったの仕入れたらいいんだけど、魚だっていらないとこさばいてもらって仕入れたらいいんだけど、人がさばいたのはいつさばいたのかわかんないから、さばく前のをまるまる買うと、どうしても重くなっちゃう、さばいたらこれくらい捨てちゃうのにね▼と言いながら包丁を入れる手の早いこと。▼浅草演芸ホールで正月初席。場内にぱっと入ると、大黒様に恵比寿様、おめでたい襖がこうこうと照らされていて、はなやいだ気分。その気分に酔ってひとことひとことどっかんどっかんウケるのが正月だな。アサダ二世にいたっては、トランプ投げるだけでウケてた。馬治の踊りが小粋。
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