十二階計画掲示板022


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おそろです 投稿者:石井貴志  投稿日: 8月24日(土)23時20分38秒

確かに同じ奴です。もっとかわいい、素敵な、安いオリジナル版画がたくさんあったのに、と書くと玉菊さんに睨まれそうですが、買わせてしまう魔力がありそう。
ちなみに『彷書月刊』9月号は特集「絵葉書道楽」で、座談会はのっけから喜多川さんの話です。喜多川コレクションは閲覧できるか、との問いに、他の人がたぶん大丈夫と答えているのが、ああ教えてあげようかなと。なお喜多川コレクションの整理をしたのは、御蔵前書房の社長だそうで、二度と自分では浅草ものは集めまいと思うほど、すごいコレクションだったそうです。


お、おそろいかな? 投稿者:細馬  投稿日: 8月24日(土)22時46分46秒

おー、タマギクサーン。
もしかしてそれは青い着物きて、画作発行人が有山定次郎
だったりしませんか?だとしたらうちとおそろいです。
石版画のタマギクさんはいかにも夢枕に立ちそうで、
ちょっとこわい。


玉菊さん 投稿者:石井貴志  投稿日: 8月24日(土)19時19分25秒

神保町で玉菊さんに引っ張られてしまいました。ふだん入らない肉筆・版画の店(山田書店)にふらりと入ったところ、目の前に「新橋芸妓玉菊」(石版画)が。ふだんなら、こうしたものは買わないはずなのに、気づいたら買っていました(15000円+消費税)。という訳で、いま玉菊さんはウチにいます。あやめさんにほれ込んだり、玉菊さんに袖を引かれたり、オレはモテモテだあ、とやけ気味です。古本集めの業ゆえか、ありえない状況で探していた古本に呼ばれたり、夢枕に立たれたり。たまに不思議なことがありますね。欲しい方がおられたら、お譲りしてもいいですよ。
今日は「あやめさん」掲載写真の1枚が、烏森神社ではないかと思い、出かけましたが、神主さんに昔の写真がないので分かりませんとあっさり言われ、落胆して神保町を歩いていたところでした。


あれこれ 投稿者:細馬  投稿日: 8月19日(月)23時24分48秒

石井さん<
文芸文庫ゲット。挙げられた俳句では、
雪晴るる凌雲閣の梯子かな
が気になります。梯子というのは十階以降の螺旋状の階段のことなのか。
としたら、展望が開けたの意?

Yukoさん<
お帰りやす。韓国はまだ「Be the Red」とは。

羽尻さん<
つまようじのようなサボテンをまた見たいもんです。暑いけど。


ようやっと 投稿者:羽尻  投稿日: 8月18日(日)17時32分44秒

アリゾナに着きました〜。
20時間の長旅。バテバテ。
現在現地時間18日午前1時半。

詳しくは私の研究室の掲示板で!

http://i.am/hajiri/index-lab.html


(無題) 投稿者:From Korea  投稿日: 8月16日(金)22時28分19秒

Annyon haseyo. This is Yuko Nexus6 in Seoul.
Seoul ha oishikute suzushikute tottemo iitokoro desu.
Hosoma san mo kondo kuruto iito omoimasu.
18nichi ni nihon ni kaerimasu.
Yoroshiku

Tokorode ima kono site wo PC ban de miteiru no desuga,
Jidou honyaku de Hangru ni natte masu. Sugoiyo!

Jyaaaneee
Annyon hikeseyo.


東京を歌へる 投稿者:石井貴志  投稿日: 8月16日(金)22時17分55秒

『東京を歌へる』(小林鶯里、昭和5年)から、十二階関係の句歌を抜書きしたメモが出て来ました。それほど面白いものはありませんが、
雨やみて空気澄みたれ十二階のゆうぞら高く仰ぎわが見し(増田大作)
雪晴るる凌雲閣の梯子かな(月舟)
遠近に煤掃く音や十二階(鳴雪)
初雪や凌雲閣の朝ぼらけ(碧玲瓏)……などなど。

ちなみに万太郎では、「湯豆腐やいのちのはてのうすあかり」が好きですね。季節外れは、『獄門島』の和尚にめんじてお許しを。


いきなり追補 投稿者:細馬  投稿日: 8月15日(木)19時38分08秒

・・・てなことを書いて全句集の解説をよくよく読むと、
「『草の丈』と『冬の三日月』は、昭和二十年終戦の月を境として、
前者は終戦前の、後者は終戦後の全作品について取捨し、これを時代順に整理
したいはば定本自選句集である」とありました。
五重塔の焼失は昭和二十年の三月ですから、三月から八月までに読まれた句とするか
どうか、微妙なところです。


おっとそれは 投稿者:細馬  投稿日: 8月15日(木)19時30分06秒

買わねば<講談社学芸文庫。手元にじつはけっこう万太郎関係の古本があるのですが、
どれくらいだぶってるのかな。

「浅草の塔が見えねば枯野かな」

は、じつは『浅草十二階』を書いたときに、引用しようかどうか迷った句です。
久保田万太郎全句集によると、この句は『草の丈』(昭和二七年)に収められている
のですが、となると、この「塔」は、浅草十二階の可能性もあるけれど、戦災で焼失
した五重塔の可能性もある。というわけで、いまもちょっと解釈が揺れてます。

先日、昼飯を食いに行った店に「小沢信男全句集」というのが置いてあって、
おもしろい句がたくさん入っていたのですが、あとがきに、久保田万太郎の句
(とりわけ前句のうまさ)に影響を受けた、ということが書いてありました。


万太郎 投稿者:石井貴志  投稿日: 8月15日(木)10時53分04秒

講談社文芸文庫『春泥/三の酉』(久保田万太郎)が出ました。1200円は高いんですが、俳句も収録されており、「浅草の塔がみえねば枯野かな」の一句あり。今後、十二階関係のモニュメントか説明プレートが設置される時は、ぜひこの句を使って欲しいなあ。
相変わらず、目の疲れる、細かいことを続けていますが、一つ分かってきたのは、国会図書館所蔵の小川写真集では、小川は編纂者であることが多く、あまり役に立たないかもしれないこと。でも、とにかくつぶしていかなければ……。まあ、バルトン作品の転用は、ちょっとずつ見つかっています。


それは細かい・・・ 投稿者:細馬  投稿日: 8月13日(火)22時13分52秒

国図の小川写真集ということはつまり、マイクロフィッシュでしょう?
ぼくも十二階関係で何冊か見ましたがいやああれは目が疲れます。
「あやめさん」のマードックのなまりのきついところ、
スコットランド協会関係でどなたか軍師がおられませんか。


こまかいこと 投稿者:石井貴志  投稿日: 8月13日(火)20時16分12秒

…ばかり、この暑いのにやっています。『あやめさん』の挿絵写真をチェックするのに、国会図書館で小川一真の写真集と引き比べており、今日は庭園を撮った1枚が水前寺公園だったことが分かったり、まあほんとうに細かいです。
江戸博にある『日本の火山』の脱落が多い方は、バルトンのお孫さんがもっていたものだと確認出来ました。
『あやめさん』の邦訳ですが、軍師が何人かついてくれるなら、訳してみても構いません。パッと見て、手に負えない部分が何箇所かありますんで。こと翻訳に関しては、面の皮が厚い方が、どういうわけか世間の通りがいいんですね。全然英語が読めないのに、翻訳を出そうと志す人も少なくない世の中、河出書房のホームズ全集も、陰で苦労した人がいます。


あれこれ 投稿者:細馬  投稿日: 8月13日(火)13時23分58秒

だいぶ残暑がおさまってきた感じです。とはいえまだ33度。

石井さん<
先日はご発表ご苦労様でした。しかしアヤメサン、全巻邦訳でたりしないですかねー。
そうか、喜多川コレクション探訪ということでは江戸博の図書館という手がありましたね。

新美さん<
いつも新情報ありがとうございます。探検コムの小島さんはじつはこの掲示板の最初の
方で登場されてます。探検コムの錦絵は鮮明ですね。
小村雪岱の絵はおそらくキング新年号の「明治大正昭和大絵巻」のもので、
じつはこれにもう一枚十二階の絵が載っているのでそのうち掲載しようか
と思います。


面白いサイト、発見。 投稿者:新美義人  投稿日: 8月12日(月)20時57分36秒

細馬様
そろそろ夏バテ気味になってきました。さてネットサーフィンをしていて面白いサイトを見つけました。
探検コム
その中の「驚異の発掘画像」の「旧東京観光」の項に、凌雲閣の項があります。
紹介されている錦絵は、電通のHPにあったものと同じですが、こちらの方が大きくて分かりやすいです。
http://www.tanken.com/ryoun.html

http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/7750/


江戸博図書室 投稿者:石井貴志  投稿日: 8月10日(土)19時09分48秒

…に行って来ました。バルトン&ミルンの「日本の火山:富士山」がありましたので、請求したところ、喜多川コレクションの本でした。状態は、そろそろ危ない感じでしたので、自分だけじっくり閲覧して、返却する時、複製をつくること、現物は二度と出さないことを強く要請しました(皆様、スミマセン)。ちなみに、この本は二冊あり、うち1冊はページ抜けが多く、ちょうどバルトンの遺族宅に残っている断片と符号しそうで、喜多川さんがもらったのではないかと想像しています。なお同図書室の写真資料のカタログで、バルトン撮影の濃尾地震の写真が、関東大震災となっていましたので、訂正してもらいました。また常設展示室の十二階の説明で、BurtonがBartonになっていたので、クレームをつけました。今日は訂正日和というか、食堂でOLさんが詩人を「ポエマー」と言っていたのも訂正したくなって、早々に帰って来ました。本日の成果はいずれ整理します。なお、江戸博の近代ゾーンの天井から、風船のりスペンサーの大きな絵が下がっていましたが、これは前からあったのでしょうか?


石井貴志 投稿者:「築地居留地」  投稿日: 8月 7日(水)21時20分56秒

雑誌『築地居留地』第2号が発売されました。「明治時代の煉瓦と建物」(鬼頭日出雄)という論文にて、十二階に関する言及あり。1200円です。細馬さん、バルトン忌の講演、お疲れ様でした。


御礼 投稿者:細馬  投稿日: 8月 5日(月)10時29分45秒

7月、8月の講演、無事終了いたしました。「浅草十二階計画」を
ご覧になってお越しになった方々も何人かおられました。どうも
ありがとうございます。

ちょっと図像や資料が貯まりすぎていることを痛感する今日このごろ。
また文章を書いて頭を整理しなくては。


ありがとうございます 投稿者:細馬  投稿日: 7月29日(月)15時36分54秒

新美さん<
いい写真ですね。塔になにやら掲示されているらしいのが気になります。
百美人の広告でしょうか。だとしたら明治二十四年なのですが・・・
仲見世がまだレンガでなくて小屋のように並んでいるのもゆかしいです。


12階と浅草仲見世の写真 投稿者:新美義人  投稿日: 7月27日(土)13時21分51秒

細馬 様
暑中お見舞い申し上げます。

先日古本屋で面白い雑誌を見つけました。
「日本六十余州 伝説と奇談」山田書院というもので、月岡芳年の錦絵をふんだんに使ってあります。でその中に12階と浅草仲見世の写真がありましたので、scanして、HPに貼付けておきましたので、御覧下さい。
http://isweb31.infoseek.co.jp/art/poirot2/asakusa.html

http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/7750/


あ、これも書いておかなくては 投稿者:細馬  投稿日: 7月26日(金)01時57分45秒

ご存じの方も多いと思いますが、7/28はくしくも乱歩の命日、
8/3の方はバルトンの命日であります。

で、8/3には石井さんの「あやめさん」話のおひろめが予定されてますので
お楽しみに。


というわけで今日から東京 投稿者:細馬  投稿日: 7月26日(金)01時54分52秒

本日より浅草周辺をぶらつくことになるかと思います。
7/28(日)、8/3(土)の二回にわたって十二階に関する講演を行います。
ご興味のある方は是非。内容は、7/28が大正期、8/3が明治中期、ほとんど
カブリなし。拙著に書き漏らした話をたくさん盛り込む予定ですので、十二階ファン
の方はぜひ。


講演「浅草十二階と飛行機:大正の東京の空」
7/28(日)13:30 - 17:00
台東区生涯学習センター4F-407/ 1000円

講演「浅草十二階とバルトンのいた明治」
8/3(土)13:50 - 14:50
神田学士会館 / 無料