宗教画を見ると、預言者が動物の姿をしていることがある。これを受験勉強の呪文のごとく覚える歌を作った。
人を待て(マテウ) ライオン丸に(マルコ) 牛要るか(ルカ) ワシはヨハネ(羽)と予言するなり
ヴェネチアから飛行機でパリに移動。この航路の楽しみはアルプス越え。途中、雲間から雪をかぶった山々が見える。ちらとしか見えなかったから自信がないが、トゥーンかルツェルンの上を通ったと思う。川にかかる橋が見えた。
さらに飛ぶと、さっと雲が晴れて、これは明らかにレマン湖だとわかった。レマン湖の南には奇っ怪な山並みが壁のように立ちはだかっていて、この山を越えたところで雲がうそのようになくなる。ローザンヌの上を通るとまた雲。
パリからタクシーでLamark通りの宿に。
夜、Yukoさんのパフォーマンスをオーガナイズしてくれているキビシイ氏ことMadiと同僚のWiniと待ちあわせて、Place
d'Italy近くのフォーを食わせる店に行く。Winiが最近気に入っている日本のアニメがあるといって、ナプキンに、トンカチで自分の頭を叩いている
キャラクタの絵を描いてくれたのだが、ハジメ人間ギャートルズとバカボンを合わせたような顔で、さっぱりわからない。頭を叩くといえばドカチンだが、彼は
制服を着ているのだという。そのうち、「この人はとても小さくなったかと思うとときどきすごく普通の大きさになって・・・」というので、ようやくハイス
クール奇面組のことを言っているらしいことがわかる。
Madiはへなへなしているようだが、じつは学校の先生らしい。「パーフェクト」という意味で、片手を下げて「ぷ」とやるのを教わった(文脈によって意味が違うらしい)。