このページでは、注釈をトランスクリプトに書き出すためのいくつかのコツを紹介します。
・上のメニューから「File -> Export as」(ファイル→別ファイル形式で保存)を選びます。
・いろいろな形式が出てくるのでいろいろ試してみましょう。
私の好みは「Traditional Transcript」(旧来の記録文書形式で)を選んで、「Include silence duration indication」(沈黙の時間を含める)にチェックを入れるというやつです。これで、発語間の沈黙を自動的に計算して、トランスクリプトに挿入してくれます。
・もうひとつ、「File -> tab-delimited text(ファイル→タブ区切り文書形式ファイル)」を私はよく使います。これは、タブで区切られたテキストで、Excelにコピペするとデータを並べ替えたり統計処理をするのに便利です。
・・・便利なのですが、Macユーザーにはちょっとした問題があります。それは、できあがった日本語文書が読めないことがある、ということです。たとえば、文書ファイルをダブルクリックすると、テキストエディットは、この文書を読まずに終了してしまうことがあります。また、Excelで読もうとすると文字化けしてしまいます(これらの症状がない方は、以下は読まなくて結構です)。
これらの問題は以下の方法で解決できます。
できあがった文書は、UTF-8というエンコーディング形式になっています。そこで、テキストエディットを立ち上げて「ファイル→開く」を選びます。すると下に「標準テキストのエンコーディング」という選択肢が出てきますので、「Unicode(UTF-8)」を選びます。
これで、文書ファイルを選ぶと、無事読めるはずです。
Excelの文字化けを直すには、文書ファイルをちょっといじる必要があります。
テキストエディットで、文書を「ファイル→別名で保存」します。「標準テキストのエンコーディング」という選択肢が出てくるので「日本語(Mac OS)」を選んで保存します。
この、形式を変更した文書をExcelで読むと、文字化けが無事解消されているでしょう。