菊を持ったわたしの眼が 菊を立てて歩いた 菊始まっている 硝子戸をぬけ 奥行きをぬけ そこに途切れている声で その色は黒く輝き この疲れに塞がれ それゆえに奥行き 一面の菊の中央に 寄り添うように倒れ菊 を観に