- 19990721
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▼国会図書館。借り出す巻数を間違えて午前中を棒に振る。午後はさくさく。しかし、いつもながら効率が悪いな、ここでの仕事は。コピーは3回までなのだが、マイクロフィッシュとフィルムは別枠なので、そこをうまく使うのがコツといえばコツ。
▼文学とハガキというメディアが結びついた例。そこに見える短小さへの志向。
■ 須らく文章の形を限りて短小にし浮辞を除き緊密素朴を旨とすべきなり。本誌の葉書文学と称するは此義に外ならずして、採録する所の文の長さ、僅かに葉書面に記すに足るを要すといふ所以も茲に在す。故に本誌は葉書文学と称するも、必ずしも葉書の為に設けし機関たること、手紙雑誌の書牘に於けるが如きものにあらざること明らかなるべし。然れども一方に於ては全くハガキと因縁なきものにあらずして、却て大にハガキの装飾美観の為めに氣を吐かんとするものなり。(中略)思ふに葉書は日常応酬の具たるに過ざるも之を美化し趣味あるものとなさば、直接には受信者の慰籍たり、間接には人性を純粋にするに少補あらずんばあらず。 (明治三七年十月一日「ハガキ文学」一巻一号/発刊の辞)
▼ハガキ=携帯、文学=WWWってすりゃそのまま現代だな。
▼夕方土砂降り。5時で閉館した後も、ほとんどの人は帰らない。ぼくも雨が止むのを待つ。▼夜、新宿で、なのれー+三浦さんと飲む。豪勇といきたかったが、図書館疲れで早々と失礼する。
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